輪島塗屠蘇器 州浜雅蒔絵

州浜とは、神や仏が降臨する場所

州浜(須浜・すはま)とは、河から運ばれてきた土砂が、州によって入り組んだ形となった浜辺を文様化したものです。

古来 州浜は、絵巻などで、神や仏が降臨する場所であり、清浄な領域をあらわすとされました。

ときには天女、あるいは「海から福をもたらすまれびと」の訪れる場所ともされました。

人々は、そこから理想郷へ旅立つ、もしくは理想郷へ到達したイメージを膨らませ、楽しみたい幽玄の世界が、州浜蒔絵です。

この州浜雅蒔絵は、別にご紹介しています屠蘇器・州浜蒔絵の趣向違い型です。

違いは、屠蘇器全体の形が直線的な形であることと、蒔絵の分量を少し抑えた、落ち着いた仕上がりになっていることです。

◎屠蘇器の木地について

輪島塗は天然木を用いて作られる漆器です。

屠蘇器の木地は、1か所の木地屋さん(一人の職人)だけでは、出来上がりません。

銚子の本体と盃は「挽物木地」。

銚子のそそぎ口は「朴木地」。

盃台と屠蘇台は、「指物木地」、という具合に、作るものの特徴に合わせた専門の木地屋さんがいます。

 

それぞれの職人技が合わさって、一つの屠蘇器が出来上がります。
屠蘇器の木地は、形状が複雑なので、大変手間がかかります。

例えば「銚子」は、本体が上下二つに分けて作られ、そそぎ口、持ち手、持ち手を本体につなげる耳という部位、蓋、に分けて形造られます。

一番の留意点は、そそぎ口と本体上下二つを、しっかりくっつける事、です。
少しでも隙間があれば、お酒を入れた時に、漏れてしまい、将来的にひび割れの原因になってしまいます。

輪島塗の取扱いは簡単です。

大変美しく高価な輪島塗ですが、取り扱いに特別な方法は必要ありません。

洗う時は、普段お使いの普通にお台所用洗剤(中性洗剤)を使用し、柔らかいスポンジで洗ってください。

よく、「洗った後に、熱いお湯にくぐらせて」といわれるのは、水きれを良くするためです。この場合のお湯は、熱湯ではなく、茶碗を洗う時のお湯の温度で可。必ずしなくてはいけないことではありませんので、そんなに気にしなくても可。

あとは、柔らかい布巾やタオルで拭いてください。

仕舞う時は、漆器同志が当たらないように、蓋との間や一段づつの間に布や紙などをあてておかれると、よいでしょう。

屠蘇とは

屠蘇(とそ)とは、「邪気を屠絶し、人魂を蘇生させる」ということで、

一年中の邪気を祓い延命長寿を願うために飲む酒です。

輪島塗の屠蘇器は、屠蘇を頂くために必要なものが揃ったセットです。

美しい蒔絵が、いっそう晴れやかな迎春の時を演出し、

新しい一年の門出を幸多かれと祈念します。

金を沢山使った蒔絵

金地の部分が多い州浜蒔絵は、金をふんだんに使った、大変贅沢な、輪島塗らしい豪華な蒔絵の屠蘇器です。

 

隆々とした力強い松の幹には、所々に青貝を配し、華やかさと豪華さをかもしだしています。

良いことが度重なる吉祥模様

松は、常緑樹で古くから長寿のシンボルとされてきました。
それは、この松が、雨風や寒さに耐え抜く生命力の強さを持っているからです。

また、寄せては返す波の模様は、連綿と続くことから、末永く福が寄せ来る、の意を表します。

州浜蒔絵は、松葉が重なることによって、また波が重なることによって、「良いことが度重なる」の意をあらわす吉祥模様の蒔絵です。

屠蘇台には、遠山と霞を描いて、雄大な遠近感を表現。

修理やメンテナンスをしながら代々受け継ぐ輪島塗

末永くご愛用頂きたい輪島塗は、高価です。

しかし、その製法から、キズや割れ・欠けなどの不慮の事態でも

輪島の産地で修理すれば、また末永くお使い頂けます。

使い傷や、天然漆だからこその色褪せ・やけなども、

目立つようになりましたら、何かの機会(冠婚葬祭などや法事、新築など)に、輪島へ塗り直しに出してください。(修理は内容に合わせて別途御見積致します、お気軽にご相談下さい)

新品のように美しく蘇って、また何年も何年も、気持ちよく末永くご愛用いただけます。

輪島塗は、修理やメンテナンスを繰り返しながら、存分にお使い頂きたい、また末永くご愛用頂きたい漆器です。

輪島塗屠蘇器 州浜雅蒔絵

屠蘇器 州浜雅蒔絵 1,058,400円(税込)

寸法:幅41.2 奥行26.7 高さ26.5 cm

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揃いの蒔絵の屠蘇器・重箱・雑煮椀で、いっそう華やかなお正月を。

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輪島塗三段重箱 朱・州浜雅蒔絵

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輪島塗雑煮椀 州浜雅蒔絵

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輪島塗の工程は、国指定重要重要無形文化財です

輪島塗は、約23工程・124以上の手数を経て作り出される、
堅牢さと優美さを兼ね備えた、約600年の歴史を持つ日本の誇る伝統工芸です。

また、輪島塗特有独自の布着せ本型地の工程は、国指定重要無形文化財に認定されています。

600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。

輪島塗の職人技

輪島塗の職人技

「輪島塗を支える職人の技と心意気」はこちら
輪島塗は、多くの工程ごとに専門の職人が腕を振るい作り上げられています。
輪島漆器大雅堂の輪島塗製作は、沢山の職人とその心意気に支えられています。

家紋入れ 承ります

金縁・家紋蒔絵・名入れ 承ります

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漆器みがき布、あります。

柔らかく拭きやすい、洗って何度でもお使い頂ける漆器専用布です。
大切な輪島塗のお手入れに、毎日のお掃除に、大変重宝です。