7.熨斗(のし)蒔絵 77,000円(税込)
輪島塗鞘(さや)+プロ仕様ペティナイフ
⑦熨斗(のし)蒔絵 77,000円(税込)
おめでたい時に飾られる「熨斗(のし)」
もともとは、鮑(あわび)を薄く長く剥ぎ、伸ばして(のして)乾燥させた「のしあわび」で、後に祝い事の贈り物や飾りになったものです。
現代では簡略化されており、印刷ののしの、真ん中の黄色い紙がのしあわびの名残です。
熨斗は、美しい細長い紙上の物を束ねた束ね熨斗や、草花を和紙で包んだ花熨斗、松竹梅を組み合わせた熨斗など、様々な美しい文様が生み出され、様々な工芸品や染物に 使われている人気の紋様です。
「鮑は不老不死の薬」と言われた伝説が、長寿の願いを込めた熨斗文様の人気の理由でもあります。
華やかで美しいのし蒔絵は、お正月や御祝い事にもふさわしいような、格調高く豪華な蒔絵です。
小さいさやに描かれたのし蒔絵は、色の違う金粉を蒔き分け、研ぎ出し蒔絵のリボンに、松・梅・牡丹の模様を鮮やかな色漆で描いています。
ペティナイフの長さは21cmで、鞘をつけるともう少し長くなります。
のし蒔絵は、受注生産です
ご注文を頂いてから、職人があなたのために制作いたします。
お届けまで約1か月です。お手元に、輪島塗鞘(さや)+プロ仕様ペティナイフが届くまで、楽しみにお待ちくださいませ。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役