飾皿漆額 赤富士沈金 55,000円(税込)
富士山は、その美しい景観から古来より日本人にこよなく愛され続けてきた、日本の象徴ともいえる山です。
その富士山は、季節や時間によって様々に姿を変えていきます。
なかでも赤富士は、夕焼けに染まる素晴らしい景色で、気象条件や時間、場所等、様々な条件が重なってはじめてみられる、貴重な姿です。
人々は、昔からこの美しい赤富士に惹かれ憧れ続け、絵画や写真等の題材に用いられてきました。
赤富士を飾ると、幸福が訪れるともいわれています。
開運・招福の願いを、いつも目に付く所に飾れるように、赤富士沈金の飾り皿漆額を製作しました。
この飾り皿漆額・赤富士沈金は、雲海に顔を出す、見事な赤富士が彫られています。
漆黒に映える赤富士は、漆芸ならではの美しい文様です。
飾皿の形は、扇型
扇面(扇)は、日本で作られた日本特有のもので、末が広がる形から「末広」ともいい、発展や拡大を意味するえんぎのよいもの、とされている、古来より愛され続ける吉祥模様です。
飾り皿の寸法は、幅18.8 高さ10 cm です。
沈金(ちんきん)とは、のみで漆の塗面を彫り込み、金銀の箔や粉を埋める技法です。
この沈金は、漆の塗厚が十分でなければ深彫りできず生かされません。
漆の肌に刃先で彫り込んだ繊細な線画で、自在な加飾ができる沈金は、しっかりした下地にささえられた厚みのある上塗りの、輪島ならではの加飾の技です。
沈金は、長い月日をかけ輪島塗として完成した器物の塗面にのみをあて、彫りを入れる作業ですので、失敗するわけにはいきません。一発勝負の作業です。
培われた確かな技があればこそ、また各工程の職人への信頼があればこそ、思い切ったのみさばきが可能になります。
飾り皿は、贈り物にも人気があります。
何枚あっても、気分次第で取り替えて飾って楽しむことが出来ますので、大変喜ばれております。
新築やご栄転、叙勲、記念品など、おめでたい場面では、特に喜ばれます。
海外のお客様への贈り物にも、よくお使い頂き、喜んで頂いております。
◎額の軽さは820グラムです。
持ち運びも、季節ごとの入れ替えも、お掃除の際も、簡単・楽々です。
飾皿漆額 赤富士沈金 55,000円(税込)
寸法:横27.8 縦20.5 厚み5.1cm 紙箱入り
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※海外の方への贈り物の場合は、英語のガイドブックをお付けします。
輪島漆器商工業協同組合から出されたもので、輪島塗について詳しく説明されています。
お気軽にお申し付けください。
「輪島塗を支える職人の技と心意気」はこちら
輪島塗は、多くの工程ごとに専門の職人が腕を振るい作り上げられています。
輪島漆器大雅堂の輪島塗製作は、沢山の職人とその心意気に支えられています。
贈答品・記念品・御祝い・手土産などに、輪島塗の飾皿を。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役