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81,000円 東京都  S.K 様

 

沢山の入札を有難うございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

輪島塗 梅蒔絵箱

梅は、早春の花。

長い冬の後、我先にと可憐な花を咲かせる梅は、待ち焦がれた春・生命の息吹を感じさせます。

梅は、古くから、知恵と悟りの花・神の叡智を呼ぶ花とされてきました。

輪島塗 梅蒔絵箱

輪島塗 梅蒔絵箱

金色の枝に咲く紅梅が色鮮やかに描かれた、輪島塗 梅蒔絵箱 は、手の込んだ美しい形が目を引く長手の箱です。

もともとは短冊箱ですが、形や蒔絵の美しさから、和室だけでなく洋風の空間にも似合う飾箱として、存在感を発揮します。

梅蒔絵の技法は、色研ぎ出し蒔絵を多用しています。

色研ぎ出し蒔絵とは

まず、模様を漆で描いて粗い金粉を蒔き、金粉の固着の為に(通常は半透明の漆を塗りますが代わりに)色漆を塗ります。

硬化した後、先に蒔いた金を研ぎ出します。
金の上部を半分ほど研ぎ出すと、色漆の間から金が見えるようになります。

研ぎ出し蒔絵は、見る角度によって、色漆が多く見えたり、金が多く見えたりして、大変表情が豊かな蒔絵です。高度な技術が生み出す、贅沢な楽しみですね。

琳派風の蒔絵

この梅蒔絵は、美しい色使い、色の表現の仕方(花や枝のぼかしの風合い)、モダンな構図は、尾形光琳の琳派風の草花を意識して、蒔絵の技法を駆使して描かれたものです。

尾形光琳は、江戸時代の絵師であり、工芸家でもあります。また、琳派を代表する絵師であります。

琳派は、江戸時代の初めに、画家・俵屋宗達にはじまり、およそ80年後に尾形光琳が再発見、またその100年後に坂井抱一へと受け継がれた芸術の一派の事です。

琳派の絵師たちは、生活に用いられる数多くの日用品を彩る装飾美・様々な生活品の意匠も考案しました。

現代の蒔絵にも、江戸時代からの琳派風の装飾美(豪奢・洗練・洒脱)が、脈々と息づいています。

蓋の角・四隅には、より格調高く、金具風の蒔絵を施しています。

本物の金具を取り付けると、長くご使用頂くうちに、錆びたり、交換したりする手間がかかりますが、

蒔絵で描いてありますので、安心です。

色研ぎ出し蒔絵で花を描き、漆が硬化してから、新たに漆でおしべなどを描いて金を蒔き、仕上げています。

枝も同じ技法です。

色漆と金が、見え隠れする様子が見られます。

この細やかな技術が、見る角度により、金に見えたり、緑や青に見えたりする理由です。

 

短冊を入れる箱ですので、短冊が撮りやすいように、底に穴が開いています。

下から指を入れてちょっと押し上げると、中の物が取りやすい工夫です。

直線的な面よりも、曲面のほうが、漆の艶がより美しく艶やかに見えます。

足も優雅な曲線を描いてくってあり、高級感があります。

蓋は、四辺と天の5つの木地から成形されています。

内側はふっくらとした丸みを彫りだし、外から見ると塵居(ちりい)型という、手の込んだ、贅沢なつくりです。

角が直線と曲面があるので、通常の平面と比べると光の反射具合が違い、漆の美しさを引き立てます。

手の込んだ贅沢な製法・塵居

手の込んだ贅沢な製法・塵居

図ではこのような形です。

蒔絵は、桜井 一良。

略歴はこちらでご紹介しています。

 

贅沢なつくりの美しい梅蒔絵箱は、サイドボードの上や、和室なら違い棚などに飾ってお楽しみ下さい。

中には、何を入れましょうか。

リビングにある、リモコンや眼鏡などを、仕舞っておくのもいいですね。

輪島塗 梅蒔絵箱

輪島塗 梅蒔絵箱

輪島塗 梅蒔絵箱 1,026,000円(税込)

寸法:幅40 奥行11.5 高さ6cm

落札価格の発表(平成30年9月25日締切ました)

81,000円 東京都  S.K 様

 

沢山の入札を有難うございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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