輪島塗椀⑬ 熨斗(のし)蒔絵 1客94,600円(税込)
おめでたい時に飾られる「熨斗(のし)」
もともとは、鮑(あわび)を薄く長く剥ぎ、伸ばして(のして)乾燥させた「のしあわび」で、後に祝い事の贈り物や飾りになったものです。
現代では簡略化されており、印刷ののしの、真ん中の黄色い紙がのしあわびの名残です。
熨斗は、美しい細長い紙上の物を束ねた束ね熨斗や、草花を和紙で包んだ花熨斗、松竹梅を組み合わせた熨斗など、様々な美しい文様が生み出され、様々な工芸品や染物に 使われている人気の紋様です。
「鮑は不老不死の薬」と言われた伝説が、長寿の願いを込めた熨斗文様の人気の理由でもあります。
華やかで美しいのし蒔絵は、お正月や御祝い事にもふさわしい蒔絵です。
輪島塗椀⑬ 熨斗(のし)蒔絵 1客94,600円(税込)
寸法:口径12.2cm 高さ9.5cm
「輪島塗を支える職人の技と心意気」はこちら
輪島塗は、多くの工程ごとに専門の職人が腕を振るい作り上げられています。
輪島漆器大雅堂の輪島塗製作は、沢山の職人とその心意気に支えられています。
漆器みがき布、あります。
柔らかく拭きやすい、洗って何度でもお使い頂ける漆器専用布です。
大切な輪島塗のお手入れに、毎日のお掃除に、大変重宝です。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役