茶托12:へら目(黒)NO.2 1枚 33,000円(税込)
夏も輪島塗を使いたい! 茶托11:へら目(黒)NO.2
通常輪島塗といえば、刷毛目(はけめ)や、へら目のない塗り面が、鏡のように美しく仕上げられている塗り物、です。
しかし、茶托は、輪島塗りの下地の工程で、わざとへら目(輪島塗の下地は、刷毛を使わずへらで塗ります) を残してでこぼこに塗ります。
そして、中塗・上塗り(2回)を施し、下の朱色を研ぎだして仕上げます。
上塗り後に研ぐと、下に塗りこんだ朱のへら目が、ところどころに顔を出し、味のある・どこか懐かしい雰囲気を醸します。
この茶托は、使い込むにつれ、漆の特性が生かされ、艶が増して、手で触る部分や良く拭く部分が、艶がでて、味が増してきます。
手作業ではへら目をつける・出すので、同じものはありません。
このへら目黒:NO,2は、現品4枚限りです。
「輪島塗は、傷がつくのが怖くて使えない!」
こんな心配の声を良く聞きます。
長く使い続ける間には、確かに傷がついてしまうことはあります。
これは、輪島塗の茶托だからではなく、他の茶托でも同じです。
輪島塗は、製造に時間と手間がかかるためにどうしても高価ですから、使う時にはこわれないか、ダメにならないか、などと、心配になられるのだと思います。
大丈夫なんです、存分にお使いください。
堅牢な輪島塗でも、傷はつきます。新品のまま、末永く使い続けられるわけではありません。
輪島塗は修理やメンテナンスをしながら末永くご愛用頂く漆器なのです。
※食器洗い機や、食器乾燥機、電子レンジは使用不可です。
輪島塗は天然木天然漆製ですので、高温乾燥に弱く、大切な輪島塗がダメになってしまいます。(この場合は木地自体がダメになりますので、修理が出来ないことが多いです)
何かと忙しい世の中、めんどくさいと思いますが、手で洗って拭いていただく、この間にも漆の肌触りや艶の美しさ、蒔絵の優美さをお楽しみ頂ければ、と思います。
NO.1とは、少し風合いが違います。
木地の形も手作りですので、一回一回微妙に違っています。
下の朱色の出方も、一枚一枚違いますね。
茶托:へら目・黒NO.2 1枚 33,000円(税別)
輪島塗茶托 1枚11,000円(税込)+漆絵グラス1個プレゼント
茶托寸法:直径12.8cm
グラス寸法:口径8cm 高さ8.5cm
漆絵グラスは4種類
ガラス専用漆で、蒔絵師が丁寧に描きました
ガラスに、通常の漆ではくっつきが悪いのですが、「ガラス専用漆」が開発されています。漆絵グラスは、この漆を使用しています。
輪島漆器大雅堂の蒔絵師が、ひとつひとつ丁寧に描いた漆絵グラスは、非売品です。
輪島塗の茶托と一緒に、日々お使い頂けましたら、嬉しいです。
通常の蒔絵の場合は、置き目といって、輪島塗に下絵を写してから、漆で描きますが、ガラスは透けて見えますので、下絵を下からあてて、描いています。
「下絵が透けて見えるから、便利やね」と聞きましたら、「ガラスの厚みがあるから、あっちからもこっちからも良く見て描かないとね。」
なるほどその通り。正確を期する職人の思いには脱帽です。
その専用漆で模様を描いたあと、漆の硬化の為に1か月以上寝かせてからお届けしますので、模様は取れにくく、長くお楽しみ頂くことが出来ます。(残念ながら絶対取れないということはないんです。)
洗う時には、柔らかいスポンジで。台所用中性洗剤も使用可能です。
蟹(かに)は、その勇壮な姿かたちから、日本では昔から霊力の強い生き物として知られ、武士はその姿を威力の象徴としていました。
また、かには、横歩きで財運を引き寄せ、そのはさみで、右で前厄、左で後厄を切るといわれています。
開運招福を願って用いられた吉祥模様です。
猫のなんとも柔らかく、愛らしい仕草は、人を引き付ける魅力があります。
なかでも黒猫は人を招くといわれます。魅惑的ですものね。
また、招き猫の置物や文様などでは、右手を挙げた猫は「金運」を、左手をあげた猫は、「お客様」を招くといわれます。
良いことは、うんと招きたいものです。
涼しげに泳ぐ金魚は、江戸時代前期までは、庶民は手が届かない贅沢品だったそうで、あこがれの的、富貴繁栄の象徴でした。
また、大陸では金魚は、「金余(金が有り余る)」に通じると言われるなど、金魚は愛らしいだけでなく、あやかりたい吉祥模様です。
竹かんむりに犬で「笑う」という文字になるという、判じ物です。
明るく楽しく過ごしたいもの、笑う門には福が来る!
元気いっぱいに飛び回る犬は、無病息災を願う吉祥模様です。
また、犬は吠えると怖いので「魔よけ」の意を表したり、お産が軽いことから「安産祈願」にも。妊婦が戌の日に腹帯を巻くならわしはここからきているそうです。
グラスは日本製です。
グラスは日本製です。口部強化のハードストロング強化ガラス製で、グッドデザイン賞受賞のグラスです。
飲物だけでなく、デザートやお料理にも重宝しそうな、しゃれたグラスを選びました。
楽しくお使いください。
漆絵グラスは、数量限定です。
無くなり次第終了です。お好きなグラスの、漆絵模様をご指定下さい(買い物かごの備考欄に、かに・猫・金魚・犬 等と記入ください)。
(もしもお好きな模様が品切れの場合は、他の模様をお送りさせて頂きます、ごめんなさい)
※茶托と漆絵グラスは、使ってほしいから、箱無しです。
茶托やグラス用の箱は無しですが、しっかり梱包して、段ボール箱でお届け致します。
宜しくお願い申し上げます。
◎茶托は、ご注文確定より約7~10営業日にて、発送致します。
お手元に届くまで、しばらくお時間を頂戴いたしますが、末永くご愛用頂けますように、またお喜び頂けますように、誠心誠意ご用意させて頂きます。
ご希望のお届け日時がございましたら、お気軽にご相談下さい。
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。
茶托:へら目・黒NO.2 1枚 33,000円(税別)
輪島塗茶托 1枚11,000円(税込)+漆絵グラス1個プレゼント
茶托寸法:直径12.8cm
グラス寸法:口径8cm 高さ8.5cm
セール対象:茶托の一覧ページはこちらです。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役