飾り棚 山水蒔絵 12,100,000円(税込)
輪島塗飾り棚・山水蒔絵。
漆黒と金蒔絵の様々な金が大変美しい、上品で重厚な輪島塗・飾棚です。
山水蒔絵の美しい風景の中に、様々な思いをめぐらす静かな
上部の天袋には、遠くに見える美しい山々を、
雲霞の間から眺めるような蒔絵を描いています。
蒔絵の技法には、様々なものがあり、それぞれに高い技術を要します。
研ぎ出し蒔絵と平蒔絵・高蒔絵・梨子地など
この飾り棚は、研ぎ出し蒔絵と平蒔絵・高蒔絵・梨子地などを
うまく組み合わせて、立体感・遠近感を演出しています。
扉の平面いっぱいに描かれた蒔絵には、
金をふんだんに使い、時間を十分にかけて仕上げた職人の技が詰まっています。
山水蒔絵は、誰もがあこがれる「理想郷」を描く
山水蒔絵とは?
山水蒔絵は古来より好んで用いられている蒔絵で、人々の憧れる理想郷を描いています。
その郷愁を誘う、しかし未だ見たことのない様な不思議な美しさは、
人々が古来より憧れて止まない理想郷の姿でもあります。
その理想郷にすむ人々は、美しい風景に囲まれ不老不死に恵まれ、
幸せに暮らすといいます。
私達は皆、誰もがそんな世界に憧れて、日々を過ごしているのではないでしょうか。
壊れやすい金具は、必要最小限の使用です
この飾り棚に使われている金具は、扉の取っ手のみです。
また、飾り棚の本体は組み立て式で、固定用の金具は一切使用していません。
これは、金具が痛んだり汚れたりして修理しなければならなくなるのを嫌ったためで、
末永くご愛用いただくための工夫の一つです。
棚の組み立ては、すべてはめ込み式です。
納品の際には、ご希望であれば、すべてを漆で固着することもできますが、
後々の修理のことを考慮して、下半分は固着し、
上部は、取り外し可能な形で納めさせていただくことが多いです。
天袋・戸袋・ケン戸の中、引き出しの中・裏面も
もちろん、すべて輪島塗。
表から見える黒の部分は、呂色(磨いて艶を出す工程)仕上げですので、
まるで鏡のように美しく光っていて、周りの風景も写りこむほどです。
雲形のらんま部分も、棚の板に写っていますね。
広い面積の全体に豪華な蒔絵を施した飾り棚は、
もちろん実用的な家具でもあります。
収納は、天袋をはじめ容量も大きくとっています。
輪島塗の飾り棚は、特別な取り扱い方法はありません。
漆の性質上・直射日光を避ける、ぐらいです。
普段のお手入れは、柔らかい布で拭くか、
堅くしぼった布巾やタオルで拭いて下さい。
輪島塗飾り棚・山水蒔絵は、全工程完全手作り家具です。
職人の技が随所にきらりと光ります。
この飾り棚・山水蒔絵は、部品がとても多い豪華なつくりです。
また、まっすぐの直線ばかりでなく、美しい曲線を多用し、
引き戸・ケン戸・引き出しの数が多く、
段数が多いために、柱の数・板の数も多くなっています。
細かい部品の一つ一つを丁寧に製作する。
その工程は多岐にわたり、輪島の沢山の職人達の手を通り、
美しくくみ上げられて、飾り棚に仕上げられています。
自慢は、見えない部分も輪島塗であることです。
飾り棚の裏側も、引き出しの内側ももちろん裏側も、そして床にふれる底面も、
見えない背面も、すべて輪島塗。
ですから、どこから見ても輪島塗。
畳や絨毯にも、指にも優しいのです。
しかし、どんなに気をつけていても、
長い年月ご愛用いただくうち、使い傷はどうしてもついてしまいます。
使いなじんできただけに、修理して使い続けたいものです。
そんな時は、お気軽に修理のご相談を。
傷に応じて、御見積のうえ修理致します。
布着本堅地の輪島塗は、丈夫な下地に塗り重ねた本物の輪島塗だからこそ、
痛みの度合いに応じて、工程をさかのぼって修理ができます。
飾棚の寸法は、
この飾り棚の大きさは、幅113.5 奥行き40.5 高さ139.8cmです。
(比較してください、写真の弊社社長の身長は171cmです)
輪島塗 飾り棚・山水蒔絵 蒔絵:堂畑義秋 作
幅113.5 奥行き40.5 高さ139.8cm
価格 12,100,000円(税込)
動画でご紹介しています、ぜひご覧ください↓
蒔絵の美しい金色は、カメラでは表現できないという苦悩
日本の誇る漆器の最高峰・輪島塗にて製造した総輪島塗の飾り棚。
漆黒に映える美しい金蒔絵は、何人もの熟練の職人が長い年月をかけて制作した大作。
実際に目で見る飾り棚の、様々な蒔絵の技法で描かれた山水図の金色を、カメラ越しに表現することができず、とても残念です。
この金色を、その目で見ることができるのは、オーナー様だけ。
最適な専用照明をご用意いただき、あなただけの金色の世界をぜひご堪能ください。
輪島塗飾り棚・山水図蒔絵は、その大きさや重厚さから、現代の生活の中ではご覧になることがないかもしれません。
それは殿様の御殿にあるイメージ。特別な調度品。
その点でいうと、輪島塗飾り棚・山水図蒔絵は、もはや海外の高級アンティーク家具のような位置づけになるのかもしれません。
豪華な蒔絵が無駄にならぬよう、輪島塗にした
どうして輪島塗なのか?
それは、簡単な飾り棚では年月が経つと劣化し使用不能になる恐れがあり、金をふんだんに使用し手間暇をかけた豪華な蒔絵が無駄になってしまうからです。 この飾り棚山水図蒔絵は、総輪島塗で制作し、組み立て式になっておりますので、必要な工程までさかのぼってメンテナンスや修理ができます。 末永くご愛用頂ける工夫です。
ぜひ、現物を、輪島の大雅堂展示場へ見に来てください。
写真では色艶・質感そして大きさ・蒔絵の豪華さ美しさ、漆のぬくもり・手触りなど、
沢山の良い所をうまくお伝えしきれず、とても残念です。
特に蒔絵の美しい金の色は、カメラのレンズ越しでは絶対に表現できません。
実物をぜひ、間近でご覧ください。
◎大雅堂展示場について
「どうぞ、お気軽にご予約ください!」
「要予約」は、敷居が高いわけではないんです。
輪島漆器大雅堂は、輪島市街地より少し離れた立地条件から、
また防犯上、通常公開いたしておりません。
ですから、暑い季節も、寒い季節も、冷暖房を入れておりません。
涼しく冷房を効かせて、または、暖かく暖房をして、鍵を開けてお迎えしたいので、ぜひお気軽にご予約ください。
平日は、通常営業ですので、お急ぎの場合はお電話にてご予約ください。
(電話0768-22-0184)
土・日・祝日は、どうぞ平日のうちに、ご予約くださいませ。
メールでもお電話でも、ご予約を承ります。
よろしくお願い申し上げます。
ゆっくり快適に沢山の輪島塗をご覧頂き、お選び頂けますよう
準備してお待ちいたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
その他、ご不明な点がございましたら、何なりとお気軽にお問い合わせくださいませ。
お問い合わせはお気軽に、こちらからどうぞ
どうぞご来場くださいませ。
心よりお待ち申し上げております。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役