衝立 鶴沈金

幅109.5×高さ107.5×奥行27cm

 

鶴は、古来より「千年の時を生きる」とたとえられるおめでたい鳥。

その姿は美しく、古来より好んで描かれた吉祥模様です。

沈金の様々な彫り方で、柔らかい羽毛を表現

沈金の様々な彫り方で、柔らかい羽毛を表現

沈金とは、輪島ならではの加飾の技で、
のみで漆の塗面を彫り込み、金銀の箔や粉を埋める技法です。

手で表面を触ってみてください。
細い溝になって、彫り込まれていることがわかります。

反対に蒔絵は、筆で漆絵を描き、金を蒔きますので、表面は盛り上がっています。

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この衝立には、沈金の様々な技が凝らされています。

鶴の羽は、ふっくらと美しく、また1枚1枚丁寧に彫りこんでいます。

水紋は、涼やかに流れるような表現となっています。

これらはすべて手作業で、のみで彫りこむのですから、
失敗は許されない、一発勝負の職人技です。

漆黒と沈金の対比が美しい

漆黒と沈金の対比が美しい

衝立は、玄関や広い空間の間仕切りなどに使われる家具です。

玄関に置かれるのは、玄関を開けた時に、

家の中が丸見えになってしまわないように、という奥ゆかしさからとか、

家の中に邪気が入るのを防ぐ・止める役目をする、と言われます。

水の表現は細い曲線を緻密に彫り進める

水の表現は細い曲線を緻密に彫り進める

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沈金は、線が交差しているところが大変難しいのです。

ノミで彫っているのですから、塗が美しく堅牢である証。

衝立 鶴沈金

裏面は、流水沈金です

裏面は、流水沈金です

沈金は、漆の塗厚が十分でなければ深彫りできず生かされません。

漆の肌に刃先で彫り込んだ繊細な線画で、自在な加飾ができる沈金は、
しっかりした下地にささえられた厚みのある上塗りの、
輪島ならではの技法です。

輪島塗の漆黒に、沈金の金が映える、まさに輪島塗りらしい輪島塗りの、衝立です。

 

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