飾り棚(飾卓) 山水蒔絵 2,750,000円(税込)
飾卓は、床の間やお部屋の装飾品でもあり、香炉や香合などを
飾る台でもあります。
この飾卓・山水蒔絵は、上段と中段の二段に飾りものを飾ることが出来ます。
寸法:幅43.8 奥行28 高さ35.7 cm 小ぶりの飾棚のような雰囲気です。
山水蒔絵は古来より好んで用いられている、人々の憧れる理想郷を描いています。
その郷愁を誘う、しかし未だ見たことのない様な不思議な美しさは、
人々が古来より憧れて止まない理想郷の姿でもあります。
その理想郷にすむ人々は、美しい風景に囲まれ不老不死に恵まれ、
幸せに暮らすといいます。
素晴らしい世界を描き出した山水蒔絵は、
人々の想像力をかきたて、日常を忘れるひと時を過ごさせてくれます。
扉を開けると、奥の背面も扉の内側も、美しい塗が見えます。
開けた扉には、畳が映りこんでいます。
中をのぞくと、顔が映って見えます。
飾卓 山水蒔絵 2,750,000円(税込)
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役