茶托5・銘々皿5とお盆1のセット 溜塗 1組 235,400円(税込)
溜塗りの茶托5枚・銘々皿5枚と盆1枚のセットは、
日々のおもてなしに重宝する、使いやすい輪島塗です。
銘々皿は、食事の時の取り皿にも、
洋菓子にも似合う丸型。お好きなようにお使い下さい。
普段使いにはもちろん、大切なお客様や行事の時にも
上質なおもてなしを。
お嬢様の嫁入り道具にも。
銘々皿は、使いやすい丸型です。
ゆるやかな曲面は、漆の美しさを引き立てる形です。
溜塗りは、落ち着いた色合いでありながら、
漆が薄くのる端々は朱が少し透けて美しく、
無地でも人気の塗りの技法です。
銘々皿・溜塗り(5枚1組)直径13.7cm
茶托は、縁が少し内側へつぼんだ、上品な形。
輪島塗の茶托は、冬用というわけではありません。
夏の涼しげなガラスの茶碗にも似合います。
茶托でお茶を差し上げるのは、お客様への心遣いはもちろん、
茶碗や、座卓・テーブルへの思いやりでもあります。
溜塗り(ためぬり)とは
溜塗りとは、中塗りに朱漆を塗り、上塗りに朱合い漆という半透明の漆をぬる技法。
漆は時間が経つにつれて透明度が増してくる、という特性を生かし、
中塗りの朱が漆が薄くのるふちのほうから透けて、
落ち着いた中にも華やかさのある、雰囲気をかもします。
経年の変化を、逆に楽しみにしていただきたいものです。
茶托・溜塗り(5枚1組)直径12.8cm
輪島塗のお盆は、大変重宝な使い勝手の良いものです。
お茶やお菓子の時だけでなく、お料理やお酒をお出しする、
ちょっとおすそ分けをお渡しするなど、日常の様々な場面で
大変便利にお使いいただけます。
輪島塗のお盆なら、少しあらたまった、上質なおもてなしに。
盆・溜塗り(1枚)直径30.3cm
溜塗(ためぬり)は、黒や朱塗りより、1回多く手間がかかります。
はじめに朱漆を塗り、次に朱合漆(しゅあいうるし)というべっこう色の漆を塗っているからです。
その雰囲気は、戦前の天皇陛下の御車が溜塗であったように、高貴で落ち着いていて華麗です。
◎傷つくのが、気になる
「輪島塗は、美しいけれど普段使うと傷つくのが気になる」
もっともです。
漆は、ガラスや陶器に比べると柔らかいものです。
毎日お使いいただくうちに、使い傷は知らず知らずのうちについてしまうもの。
そんな時は、修理ができます。
傷が沢山ついて、使いづらくなったら、
どうぞご相談下さい。納期・修理代金などお見積もりし、ご相談の上修理します。
塗りなおして、新しい気持ちで、
また末永くお使いいただけます。
輪島塗はそのために、しっかりした下地で、塗りで仕上げてあります。
おめでたい時や、何か節目の時に、塗りなおしに出す、というのも
よろしいですね。
(茶托5枚・銘々皿5枚・盆1枚のセットです)
溜塗り・おもてなしセット 1組 235,400円(税込み)
◎このセットは、ご注文を賜りましてから、全部をそろえて塗り仕上げます。
溜塗りは、仕上げの朱合い漆の加減で、仕上がり時の色味が微妙に違うことがあります。
ですので、このセットは色味をできるだけ合わせるために、
ご注文を承りましてから、同時期に上塗りを致します。
お届けは、ご注文より約2ヶ月でございます。
(混雑状況により変わりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせくださいませ。)

若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役