小吸い物椀(白塗り)竹漆絵は、珍しい白の輪島塗に青い漆で竹を描いた目新しい吸物椀
輪島塗といえば、漆黒の黒や、朱のイメージがありますが、
白塗りの小吸い物椀もあります。
漆は、もともと茶褐色ですので、白の色を出すのは大変難しいのですが、
漆の透明化の性質を利用して、このような白も可能です。
蓋付き・5個1組のセットです。
小吸物椀(白塗り)竹漆絵は、珍しい白の輪島塗。
この頃は、あまり使い方の決まりにこだわらず、アイディア次第でお好きにお使いください。
コップとしても、珍味入れとしても、使い勝手がいいですね。
輪島塗は保温性に優れていますので、冷たいデザートにも、ぴったり。
工夫次第で自由にお使いください。
取扱いは簡単です。
煮物椀のお手入れは、柔らかい布で拭いてください。
水洗い・水拭きも、もちろん大丈夫です。
輪島塗が一番苦手なのは、紫外線です。
紫外線にあたり続けると、漆は変質し、劣化します。
直射日光のあたる場所には長くおかないでくださいね。
長い間仕舞われる場合は、乾燥が苦手ですので、
部屋の乾燥しにくい、低い場所に、保管してください。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。
その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、
堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。
600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
小吸物椀(白塗り)青竹漆絵 5個1組 352,000円(税込)
寸法:口径8.3cm 高さ8.7cm 桐箱入り

若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役