雛人形・立ち雛
雛人形・立ち雛

大雅堂の一番人気は、立ち雛・吉祥蒔絵です。
なにせ、仕上がると即売り切れとなる、人気商品。
どんどん製作すれば、とお思いになるでしょうが、これが手作りの一級品の泣き所。
立ち雛の体は、天然木をのみで削り成形します。
椀のように、ろくろで引くわけではないので、職人の腕が頼り。
その後、輪島塗の布着せ本堅地に、蒔絵。一年に10組ほどしか、できないのです。

雛人形・立ち雛

立ち雛には、願いを込めた日本の吉祥文様を、蒔絵で描いております。

男雛の衣装には、雲・宝尽くし・牡丹唐草蒔絵。

男雛の上半身には、よくご覧いただくと、雲が描かれています。
この雲は、「瑞雲(ずいうん)」。
瑞雲は、聖人君子が誕生する際に、空にたなびくという、縁起のいい雲のこと。
黒漆で描いた瑞雲に、金粉をまき、上品で落ち着いた印象の蒔絵に仕上げています。

瑞雲の間にちりばめられたのは、様々な宝物の宝尽くし
宝尽くしは、財運に恵まれるという、吉祥模様で、金で描きました。

また、袴は、帯を梨子地に、他を金ぼかしにして牡丹唐草を蒔絵しました。
大輪の牡丹の花は、その美しさや香りのよさから、「富貴の象徴」として、古来より好まれてきた吉祥模様です。
唐草は、「連綿と続く」を意味し、「富貴繁栄が連綿と続く」の願いが込められています。

雛人形・立ち雛

一方、女雛には、男雛とともに「瑞雲」「宝尽くし」が描かれています。

雛人形・立ち雛

また、着物の裾には、「青海波」が、美しく描かれています。
寄せては返す波は、連綿と止むことなく続くことから、唐草とともに「幸せが末永く続く」に通じるを意味する吉祥文様であり、優雅で美しい文様です。

女雛の衣装のポイントは、青貝を切り貼りした「桜」と、金蒔絵の「紅葉」。
通常自然界では、桜ともみじが一度に見られることはありませんが、この図は、文様として通年を表す「春秋蒔絵」といい、華やかで美しい夢の風景を表現しています。

帯には、「長寿」の願いをこめた「菊」の文様を、金蒔絵で描きました。

雛人形・立ち雛

たくさんの思いを込めた、大雅堂の立ち雛は、一年に一度だけ飾るのではおしいくらいです。

上品で落ち着いた、技をこらした蒔絵は、ぱっと見が派手でなくてもあきがこず、だからこそ末永くご愛用いただけると思っています。

立ち雛・吉祥蒔絵 1組(飾り板つき) 定価¥756,000.

(写真の金屏風は、人形店などでお求めいただけるものです。)   

男雛 13,5cm×4,8cm×H27,2cm  女雛 6cm×5cm×H19cm
飾り板(表は朱塗り・裏は黒塗り) 36cm×22,8cm×2cm

《内裏雛(だいりびな)の右、左》

内裏雛の右、左は、よく話題に上る問題です。お宅ではどうしていらっしゃいますか?
こんなうんちくも、面白いものです。

内裏雛は本来、左側すなわち向かって右が男雛で、左が女雛であったが、明治の終わり頃から次第に逆になって、今日では右側すなわち向かって左が男雛、右が女雛になっている。

日本では古来、左が上位におかれ尊ばれたため、男雛が左に据えられていたのである。

昔、何でも御所を中心にして考えられた。
宮中の紫宸殿は南向きで、北を背にしている。そして「天子南面」という言葉があるように、天皇は南の方を向いている。すると、左手は東・右手は西になる。
それで、宮中の東側を護る近衛兵を「左近衛」西を護る近衛兵を「右近衛」と称し、紫宸殿の前の東側、つまり右手にある桜を「左近桜」西野向かって右の橘を「右近橘」という。
したがって御所では向かって右が東で上、向かって左が西で下位となる。

だから左大臣が上位で右大臣が下位である。こうした習わしから見ても内裏雛は、向かって右に男雛、向かって左に女雛がおかれるべきである。

ところがヨーロッパにおいては、中世ナイトの時代に、ナイトがかよわい婦女子を助けるために婦人を左手で抱え、右手で剣を握って戦ったことから、男子を向かって左、女子を向かって右とする順位が決定づけられたという。

日本ではたまたま、大正天皇・皇后が御大典のとき、東京の宮城においては洋装で立ったため、西洋礼式にならい、天皇が向かって左、皇后が向かって右に立ち、「御真影」もそれにならったため一般もそれにならい、内裏雛の飾り方にも影響した、といわれる。
            「正月はなぜめでたいか暮らしの中の民俗学」岩井宏實著より

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