扇面(扇)は、日本で作られた日本特有のもので、末が広がる形から 「末広」 ともいい、発展や拡大を意味する縁起のよいもの、とされ、古来より愛され続ける吉祥模様です。

扇面(扇)は、魔除けや厄除け、吉運招来など、非常に強い力をもつものとされ、謡曲・舞踊・落語などの芸能にも使われるなど、日本の生活文化の中で、重要な位置をもしめてきました。

五聖とは、文人画の画材となっている五種類の趣ある素材のことです。

歳寒三友(さいかんさんゆう)とされる松竹梅に、菊と蘭を足した五種類の植物を指します。

 

「松竹梅」は、この三つの植物が雨風や寒さに耐え抜く生命力の強さを持っています。

松は、常緑樹で古くから長寿のシンボルとして。
竹は、常緑で成長も早いことから生命力の盛んなしるしとして尊ばれてきました。
梅は、早春の花で生命の息吹を感じさせます。古くから知恵と悟りの花、神の叡智を呼ぶ花とされてきました。
松竹梅は、幸せを願う心を表すといえます。

この三種類にあらゆる花の中で最も精気のあるものとして、延年長寿の薬とされた「菊」と、

気品、格調高く、永く持ち香りの良い「蘭」を加えた五種類を五聖とし、慶賀吉祥の象徴とされています。

大きめの取皿の形は、隅折型。

四角い折紙の三方の隅を、上方に少し折り曲げた形です。

左上の角は、切り取った形です。

この凝った形は、平たい皿よりも、木地の材料が多く必要(厚みのある記事から彫りだして成形します)で、細工にも手間がかかる、大変贅沢なつくりです。

「輪島塗は、傷がつくのが怖くて使えない!」こんな心配の声を良く聞きます。

長く使い続ける間には、確かに傷がついてしまうことはあります。

これは、輪島塗の取り皿だからではなく、他の取り皿でも同じです。

輪島塗は、製造に時間と手間がかかるためにどうしても高価ですから、使う時にはこわれないか、ダメにならないか、などと、心配になられるのだと思います。

大丈夫なんです、存分にお使いください。

堅牢な輪島塗でも、傷はつきます。新品のまま、末永く使い続けられるわけではありません。

輪島塗は修理やメンテナンスをしながら末永くご愛用頂く漆器なのです。

輪島塗の取皿(銘々皿)の取扱いは簡単です。

取皿(銘々皿)を洗う時は、普段お使いの台所用洗剤を使用し、柔らかいスポンジで洗ってください。

つけ置きも大丈夫。この時は、取皿(銘々皿)が陶磁器やガラス製品に当たると傷がつくことがありますので、別に入れてつけ置きしてください。

水洗いでも、お湯で洗っても大丈夫です。(お湯と言っても熱湯は禁物です。)

洗い終わったら、柔らかい布で拭いて下さい。

 

 

食器洗い機や、食器乾燥機、電子レンジは使用不可です。

輪島塗は天然木天然漆製ですので、高温乾燥に弱く、大切な輪島塗がダメになってしまいます。(この場合は木地自体がダメになりますので、修理が出来ないことが多いです)

何かと忙しい世の中、めんどくさいと思いますが、手で洗って拭いていただく、この間にも漆の肌触りや艶の美しさ、蒔絵の優美さをお楽しみ頂ければ、と思います。

輪島塗の取り皿 扇面五聖蒔絵

輪島塗の取り皿 扇面五聖蒔絵

輪島塗 取り皿(5客1組)隅折型 扇面五聖蒔絵 226,800円(税込)

寸法:W15.2 D15.2 H1.3 cm

 

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