飾り棚・茶棚・棚の修理は、こちらから
輪島塗の飾り棚・茶棚・棚の修理の場合は、運送会社による配送ができないために、弊社よりお預かりに伺い、修理完了後にお届けに伺います。
どうして棚は送ることができないのか
棚は、細い棒状の柱が使用され、大きいけれど華奢な、おしゃれなつくりになっています。
また、天板が反っていたり、上下の板巾と本体の板巾が違っていたり、扉があったり、引き出しがあったり、、、と梱包が大変なのです。 梱包が上手くできずに運送屋に預けてしまうと、運送中に曲がったり、壊れてしまう恐れがあります。 座卓や、屏風・衝立は、板は大きいですがその分頑丈なので、しっかり梱包すれば配送に心配はありませんが、 棚の配送は、心配で、心配で、ですので自社便にてお預かりに伺うことにしています。大事にお預かりいたします、どうぞ安心してご用命ください。
修理の申し込み~お届けまで
修理の承り方法は、座卓とだいたい同じで、下の通りです。
1.お問い合わせ(写真を送ってください)・概算見積もり
まず、状態をお知らせください。修理代金の概算御見積と、納期をご案内いたします。 メールやお電話、またはLINEで、お気軽にお問い合わせください。
写真は、気になる修理箇所と全体がわかる写真を送ってください(写真を送る方法は後でご紹介しています) 寸法(縦・横・高さ)をお知らせください。 気になる箇所(例:ふきんで拭くと、茶色く色落ちする、欠けている部分がある等)を、お知らせください。 写真でわかる範囲で、概算見積もりをご連絡いたします(配送旅費も含みます)
※集合住宅の場合は、お住いの階数・エレベータの有無・駐車スペースの有無(大型貨物車使用あり)を、必ずお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
◎おおよその飾棚の修理代金のめやす
飾棚を修理するには、大体いくら位かかるのか?
下の写真の飾棚の、修理金額等をご案内いたします。
下の価格は、修理代金・お預かり費用など、すべて込みの金額です。
(飾棚の大きさ・仕様・修理内容の違い等個々の状況により、金額は変わります)
※写真の棚の艶あげなおし修理→350,000円(税込)
輪島塗飾り棚 花の丸蒔絵(引出無し) 巾96cm 奥行き39.7cm 高さ87.5cm
表面的に汚れやしみ・浅いキズのある場合は、表面の汚れ(劣化した漆など)を取り除き、漆を薄く塗り拭き磨くを数回繰り返し、最後に艶上げの工程を施すことで、輪島塗の飾棚は大変美しくなります。
無地はもちろん、蒔絵や沈金の模様がある場合も、艶あげなおしの修理ができます。
飾棚は、形状が複雑で、細い部品や金具などがあります、また分解不可能なものが多いので、慎重な作業を要します。
修理期間は約3~5か月です。
※上記以外に、欠けやわれなどがある場合は、別途お見積りいたします。
この時点での御見積は、実際に飾り棚を拝見した時に、変わる場合がございます。(写真ではわからなかった修理個所があったり、専門家が見て見積時と別の修理方法の方が有効だと判明した、などの場合があります。)いずれにしても、修理方法や御見積のご相談を十分にした上で、ご納得頂けましたら修理に取り掛かります。
(もし、ご希望に添えない場合は、修理せずにお返しすることも可能です。)
お出しした概算見積で納得いただけましたら、前受け金のお支払いに進んでいただきます。
2.修理申し込み金のお支払い
概算見積もりでご了承いただいてから、修理代金の内10万円を申し込み金として、お支払いをお願いします(専用買い物かごがあります) この修理申し込み金は、修理をされる場合には、修理代金に含みますので、決定修理金額から差し引き、修理完成後に残金を申し受けます。(※もしも修理をされない場合は、この修理申し込み金からお預かりに伺う旅費を差し引かせて頂き、残りは返金致します。)
※輪島漆器大雅堂株式会社の特定商取引法に基づく表記はこちらです
3.飾棚をお預かりに伺います(ご希望の日時をご相談)
お伺いして飾り棚を拝見し、見積もりと違う対処が必要であれば、ご説明・ご相談いたします。 ご不明な点やご要望など、何かございましたら、お伺いする係員にご相談ください。
4.修理
末永くご愛用いただけますように、誠心誠意修理させていただきます。
5.修理が完了した棚をお届けに伺います
修理が完了したらご連絡いたしますので、修理代金の残金があればお振込みをお願い申し上げます。 お届けの日時をご相談し、お届けに上がります。よろしくお願い申し上げます。
修理のご依頼・ご相談はこちらから
お電話で
お電話でもご依頼・ご相談いただけます。
末永くご愛用いただくために、保護のためのカバー(ご相談ください)、毎日のお手入れに漆器みがき布などもございます。
お問い合わせフォーム
輪島塗の座卓の修理はこちらでご案内しています。
輪島塗屏風・衝立の修理はこちらでご案内しています
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役