座敷机(座卓)桜蒔絵

  • 【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】
  • 大窪敏正(おおくぼとしまさ)
  • 座卓・テーブル・座敷机

< 2006年6月28日(水曜日)15時44分16秒 >

座敷机ざしきづくえ(座卓)桜蒔絵(さくらまきえ)大窪敏正作

はかなげで可憐な、ピンク色の花・桜は、誰もが好きな、日本の代表的な花です。春の桜は、長い冬を終え命が芽吹くすがすがしい春のイメージそのものです。 しかし一転、夜桜は、艶やかで妖艶な感じでさえあります。

花といえば桜、を意味するほどに日本の春の代表的な花である桜。古来より大変好まれてきた桜文様は、蒔絵だけでなく、織物や陶芸、文学や美術などに、広く取り入れられ、描かれてきました。

人々の心を捉えて離さない「桜」を、研ぎ出し蒔絵で表現した座卓は、落ち着いた中にも、桜の華やかさが感じられる美しい座卓です。

研ぎ出し蒔絵とは、蒔絵をした上に漆をぬって炭で研いで平らにし、蒔絵を研ぎだしたもの。桜の花の描いてある部分は研ぎ出し蒔絵なので、表面は段差がありません。

[商品データ]

定価 1,260,000円 寸法 W1510 D900 H335 mm 素材 天然木布着せ本堅地輪島塗

ビアジョッキ 葡萄蒔絵

  • 【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】
  • 食器:その他色々
  • 大窪敏正(おおくぼとしまさ)

< 11時51分49秒 >

ビアジョッキ 葡萄蒔絵(ぶどうまきえ)大窪敏正作

ビアジョッキを輪島塗で作らなければいけない理由が、こう言うのも何ですが、大雅堂管理者にはちょっとわかりづらいのです(いいグラスがたくさんあるから)が、考えてみました。 大雅堂管理者は、大変なビール党ですから。冬でも冷たいビールが大好き。

さておき。 輪島塗ビアジョッキの良いところは、 1.軽い 木製ですので、大変軽いです。 2.保冷性を発揮して、冷たいものは冷たく召し上がれる。  夏は特に途中でぬるくなるのが、嫌なんですよね~。   また、内底を丸くしているので、泡が少しマイルドに感じられます。 3.なによりもグラスはどんなに高級品でも落としたら割れておしまいですが、輪島塗は修理がきいて、長く使い続けられる。 やはり、3番については、大変良いと思います。 大切にしていても丁寧に扱っていても、グラスは割れてしまうことがあります。そう思うと、使うときもどきどきしてしまいます。

葡萄蒔絵(ぶどうまきえ)葡萄は、実がたくさんなるところから、子孫繁栄の吉祥模様として、古来より喜ばれています。また、つるが、唐草のようにも見えるところから、末永く連綿とつづくの意をかけた、こちらも吉祥模様の代表です。

【商品データ】 定価 168,000円(1客) 寸法 素材 天然木 布着本堅地輪島塗

立雛(たちびな)吉祥蒔絵

  • 【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】
  • 飾り物・茶道具
  • 大窪敏正(おおくぼとしまさ)

< 2006年6月5日(月曜日)12時02分34秒 >

立雛(たちびな)吉祥蒔絵(きっしょうまきえ)大窪敏正作

この立雛・吉祥蒔絵は、愛らしい表情の木目込みの頭(かしら)に、ふんだんに蒔絵を施した着物が似合う、上品な立雛です。 可愛いお子さまの健やかな成長を願って、また女の子の厄を祓って健康を祈願する上巳の節句にはぴったりの、吉祥蒔絵の立雛です。

男雛・女雛の着物部分には、青海波(せいかいなみ)・春秋(しゅんじゅう)・唐草(からくさ)・宝づくし(たからづくし)等の、願いを込めた蒔絵を描いています。

青海波(せいかいは)

寄せては返す波は、止むことなく連綿と続くことから、幸(さいわい)が末永く続くことに通じる。 舞楽に「青海波」という曲があり、衣装の下襲(したがさね)に青海波を用いたことから、この文様を「青海波(せいかいは)」と呼ばれるようになったのが名の由来。

春秋(しゅんじゅう)

春の桜と、秋の紅葉が共に描かれた文様の事を春秋という。 現実には桜と紅葉が共にあることはなく、この図は夢の世界、そして、古来より人々が憧れ続ける理想郷の風景かもしれません。 この理想郷は、底にすむ人々は不老不死であるという、美しい譜受け栄の広がる、夢の様な世界です。

唐草(からくさ)

唐草のツルは、とぎれることなく連綿と続くことから、幸が末永く続くことにつながります。美しい曲線を描いて続いてゆく唐草は、古来より大変好まれ用いられてきた吉祥文様です。

宝づくし(たからづくし)

古来より人々が宝として珍重するいくつかの貴重な品々を文様にしたものを、宝づくしといい、富貴、とりわけとみに恵まれるよう願いがこめられた吉祥文様。 また、華やかさを際だたせる青貝を随所にちりばめ、美しく仕上げております。

《内裏雛(だいりびな)の右、左》

内裏雛の右、左は、よく話題に上る問題です。お宅ではどうしていらっしゃいますか? 内裏雛は本来、左側すなわち向かって右が男雛で、左が女雛であったが、明治の終わり頃から次第に逆になって、今日では右側すなわち向かって左が男雛、右が女雛になっている。 日本では古来、左が上位におかれ尊ばれたため、男雛が左に据えられていたのである。 昔、何でも御所を中心にして考えられた。宮中の紫宸殿は南向きで、北を背にしている。そして「天子南面」という言葉があるように、天皇は南の方を向いている。すると、左手は東・右手は西になる。それで、宮中の東側を護る近衛兵を「左近衛」西を護る近衛兵を「右近衛」と称し、紫宸殿の前の東側、つまり右手にある桜を「左近桜」西野向かって右の橘を「右近橘」という。したがって御所では向かって右が東で上、向かって左が西で下位となる。 だから左大臣が上位で右大臣が下位である。こうした習わしから見ても内裏雛は、向かって右に男雛、向かって左に女雛がおかれるべきである。 ところがヨーロッパにおいては、中世ナイトの時代に、ナイトがかよわい婦女子を助けるために婦人を左手で抱え、右手で剣を握って戦ったことから、男子を向かって左、女子を向かって右とする順位が決定づけられたという。 日本ではたまたま、大正天皇・皇后が御大典のとき、東京の宮城においては洋装で立ったため、西洋礼式にならい、天皇が向かって左、皇后が向かって右に立ち、「御真影」もそれにならったため一般もそれにならい、内裏雛の飾り方にも影響した、といわれる。            「正月はなぜめでたいか暮らしの中の民俗学」岩井宏實著より

【商品データ】 定価 997,500円(敷き板付き) 寸法 男雛H320 mm 女雛H240 mm  素材 天然木 布着本堅地輪島塗

吸物椀(すいものわん)銀地萩明かり蒔絵

  • 【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】
  • 食器:お碗や皿
  • 大窪敏正(おおくぼとしまさ)

< 2006年5月18日(木曜日)10時16分58秒 >

吸物椀(すいものわん)銀地・萩明かり蒔絵(ぎんじ・はぎあかりまきえ)大窪敏正作

吸物椀・銀地萩明かり蒔絵  は、銀地に萩のシルエットを黒漆で描き、月夜に照らされた萩の影がお椀に映り込んだように描いた、風情のある吸物椀です。

萩は、秋の七草の一つで、字を分けるとまさに「秋の草」になる。夏から秋にかけて紅紫色もしくは白の蝶型花をつけ、「万葉集」にも多く詠まれている。秋草文様にはかかせない花として、多くの絵画や蒔絵・友禅などに描かれてきた、秋を代表する文様です。

この吸物椀は、金ではなくあえて銀を多用しているので、従来の輪島塗のイメージと少し違っていて、和だけでなく洋にもお使い頂けるおしゃれな椀に仕上がりました。 吸物椀としてだけでなく、デザートカップとしてお使いいただけば、楽しいと思います。

輪島塗は、優れた保温性を誇ります。冷たいデザートをつめたいままで召し上がってください。

漆器はいいですね。環境にも人にも優しい、そしてあたたかい。
漆(うるし)をもっと身近に感じて欲しい。輪島漆器大雅堂(株)の願いです。

《吸物椀の形》

吸物椀は、煮物や雑煮用の煮物椀より小さめで、手に持ちやすい大きさです。ひとくちに吸物椀といっても、煮物椀と同様に、弊社大雅堂では、15~6種類の形をご用意しております。 みそ汁やお吸い物は、家庭ごとにさまざま。おふくろの味は、いろいろです。具だくさんのおみそ汁には、大きく広めの吸物椀を。上品なお吸い物には、ほっそりとして持ちやすい吸物椀を。香りを重視なら口の細いものを、、、等、お好みの形をお選び下さい。 まずは、形をえらんで、それから色や塗り方を選び、模様を選び、、、そうしてお宅にぴったりの、貴方だけの吸物椀ができあがります。

【商品データ】 定価 577,500円(5客1組) 寸法 直径112 H110 mm  素材 天然木 布着本堅地輪島塗

まり椀・金縁玩具蒔絵(きんぶちがんぐまきえ)

  • 【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】
  • 食器:お碗や皿
  • 大窪敏正(おおくぼとしまさ)

< 2006年5月8日(月曜日)17時01分23秒 >

まり椀・金縁玩具蒔絵(きんぶちがんぐまきえ) 大窪敏正作

まり椀は、手まりのように丸く可愛い、全体がふっくら丸い形の小吸物椀です。 赤に金縁を施し、愛らしい中にも高級感をプラスして、華やかに仕上げました。

また、いろいろな玩具は色漆で描き、楽しくにぎやかな遊び心と、素朴であたたかい感じを共に表現しています。

色漆は、時が経つにつれ一層鮮やかさを増していきます。漆は時と共に透明度が増していくからです。 手に持ったときの手当たりの良さが、まり椀の特徴です。

【商品データ】 定価 262,500円(5客1組) 寸法 直径9.3 H10.5 cm  素材 天然木 布着本堅地輪島塗