香炉(こうろ)山茶花蒔絵
香炉(こうろ)山茶花蒔絵(さざんかまきえ)小田原延子作
香炉は、実用的にも飾りとしても、大変人気の高いお道具です。
美しい香炉から、かぐわしい香りがほのかにのぼり、部屋に満ちていく。
どんなにか癒されることだろうと思います。
輪島塗の香炉は、銀製のほやと落としが付いていますので、香炉としてお香をたくという本来の目的に充分かなっている上に、その美しさから、暮らしを彩る装飾用に、心を豊かにする観賞用にと、幅広い年代層の方に大変人気があります。
昨今では、建築様式や生活スタイルの変化に伴い、和風のお住まいばかりでなく、洋風や欧風のお住まいや、和様折衷のお宅もございますね。
輪島塗の香炉は、漆の美しさを活かし、蒔絵や沈金の技を駆使して制作されています。
様々な生活スタイルに合わせた、模様・形・大きさを取り揃えております。
香炉は、記念品や贈り物にも喜ばれております。
「山茶花蒔絵(さざんかまきえ)」
山茶花は、中国の椿の事をさす文字でしたが、間違って日本に伝えられたのが定着した、といわれています。
実際には、山茶花は、椿とは、咲く時期も花の終わり方も違う、別の花です。
椿の花は、花が終わるとはらはら散るのではなく、花のままぽろりと落ちることから、敬遠されることも多いが、じつは、椿の木は、神の宿り木として、知る人ぞ知る霊木である。
お話しに登場する不老長寿の「仙人」の持つ杖(つえ)は、椿で出来ているそうであり、春を告げる聖なる花ともいわれる。
椿のように艶やかで美しく、花の終わりもその名前も日本人好みの山茶花は、古来より愛され続けてきた文様です。
香炉・山茶花蒔絵は、やわらかいピンクの花びらが大変生き生きと描かれ、和洋を問わずご愛用いただける香炉です。
この六角型・大の香炉は、弊社の定番の中では、一番大きな立派な形の香炉です。
【商品データ】
定価 1,260,000円
寸法 直径120 H120 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗