【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】飾り物・茶道具>オーダー>高柳雄斎(たかやなぎゆうさい)>壁面パネル

壁面パネル(へきめんぱねる)龍蒔絵(りゅうまきえ)その4

オーダー蒔絵(まきえ)・壁面パネルの製作が進んでおります。

まずは、壁面パネル龍蒔絵の主役である龍の身体を、高蒔絵にする準備をしていきます。
炭粉を蒔いては乾かし(漆の場合は硬化)を繰り返し、高さを出していきます。

女性のお化粧や輪島塗は、ともに下地が肝心です。
下地がうまく行けば、半分以上完成と同じ。それだけ下準備・下地は大切な作業です。
壁面パネルの完成をイメージしながらの作業は、蒔絵師の経験とかんが大切です。
高蒔絵の場合は、この盛り上げる作業が肝心。
この壁面パネルは大きい作品ですので、全体のバランスをうまくつかんでいくことが難しいところです。

下図は、実物大にコピーして部分的に図をおこし、「置き目(おきめ)」します。
「置き目(おきめ)」とは、塗り物に図案を写すことです。
下図を描いた和紙の裏から漆で線をなぞり、塗り物に押しつけると下図が転写されます。

余談ですが、置き目は「印を付ける」の意にも通じ、「片づけたら、置き目しとかな、忘れるよ」なんて、言われたものです。

次は、壁面パネルの背景となる波部分を描いていきます。
波もまた、立体的に描きたいので盛り上げながら描き進めます。

梅雨時期は特に、漆の扱いに神経を配らなくては行けません。
漆は、湿度によって化学変化をおこし、硬化します。じめじめしたこの時期は、「漆が早い(硬化がはやい)」ので、扱いが大変です。漆は生き物ですから。

波は、壁面パネルの全体に占める面積が大変多いので、壁面パネルの仕上がりを左右します。そのため、小さな板に何度も試し描きをし、感じを確かめながら、作業は進められます。
写真は、波を描き上げ漆をかけて、研ぎ出しているところです。
右上に小さく写っているのが、砥石です。手の力加減で、微妙な色や高さを調整しています。蒔絵師の長年の経験とかんが、発揮される作業です。
研いだところは、壁面パネルの背景を飾る、銀色の波かしらが見え始めています。

壁面パネル全体のバランスが大切ですので、龍の顔のあたりが置き目(おきめ)されています。
白い線が置き目です。

この壁面パネル龍蒔絵の大切なポイントになる、龍の目の貝を張り込みました。
美しい輝きを放っています。
眼孔鋭い、勢いのある龍になりそうで、大変楽しみです。

全体的に手が加えられ、壁面パネルの塗面は見えなくなりました。
これから、どんどん仕上がりに向け作業は進みます。

また、順次お伝えして参ります。

漆器はいいですね。環境にも人にも優しい、そしてあたたかい。
漆(うるし)を漆塗りをもっと身近に感じて欲しい。輪島漆器大雅堂(株)の願いです。

壁面パネル 龍蒔絵を制作中です。

ご依頼主様と連絡を取りながら進めておりました、下図の製作が完了しました。

前回の下図に、ご依頼主様の意向を反映させて仕上げ、いよいよ製作に入ることになりました。

下図では、蒔絵の雰囲気はちょっとつかみづらいと思いますが、技法の説明や色・素材のご希望をやりとりしながら、完成させて参ります。

精悍な顔立ちと赤い火炎、目と玉には貝を使用するなど、ご希望を最大限に生かして、蒔絵にしていきます。

また、飾って頂く壁面は、大変日当たりのよいお部屋だそうで、漆にもこだわって製作致します。

漆は、直射日光には弱いのですが、最近は、強い漆が開発されています。
塗にも、蒔絵にも、呂色にもその漆を使用して仕上げたいと考えております。

まずは、一番盛り上がる予定の龍の本体を、炭粉で盛り上げる作業にかかりました。
大きい壁面パネルです(畳1じょう程の大きさ)ので、迫力があります。

そして先日、下図の様子を気に入って頂いたご依頼主様より、(この壁面パネル 龍蒔絵は、社長室に飾って頂く予定だそうですが、)応接室用にと、沈金の壁面パネルのご注文も承りました。

こちらは、竹林に3頭の虎をご希望です。早速下図を準備中です。

香炉(こうろ)槙蒔絵(まきまきえ)高柳雄斎作

香炉は、実用的にも飾りとしても、大変人気の高いお道具です。

「槙蒔絵(まきまきえ)」

槙は、真木とも書き、広くは常緑の杉や桧(ひのき)の総称です。

冬、雪をかぶっても緑を保ち、春には一気に若芽を出す点が、堪え忍び、ここぞと言うときに力を発揮するという日本人の美徳に通じることから、古来より愛され続けている文様です。

小ぶりな香炉は、飾る場所を選ばず、お気軽にお使い頂ける香炉です。

輪島塗の香炉は、銀製のほやと落としが付いていますので、香炉としてお香をたくという本来の目的に充分かなっている上に、その美しさから、暮らしを彩る装飾用に、心を豊かにする観賞用にと、幅広い年代層の方に大変人気があります。

昨今では、建築様式や生活スタイルの変化に伴い、和風のお住まいばかりでなく、洋風や欧風のお住まいや、和様折衷のお宅もございますね。

輪島塗の香炉は、漆の美しさを活かし、蒔絵や沈金の技を駆使して制作されています。

様々な生活スタイルに合わせた、模様・形・大きさを取り揃えております。

香炉は、記念品や贈り物にも喜ばれております。

【商品データ】
定価 399,000円
寸法 直径80 H85 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗

軍配(ぐんばい)


相撲の行司が、勝ち名乗りを上げる折に使うのが、軍配(ぐんばい)です。

軍配が上がることは、勝つことで、大変縁起が良く、軍配は商売繁盛や、男子誕生を祝う飾り物として、人気が有ります。

輪島塗 軍配は、両面にお好きな言葉を「蒔絵」にてお入れして仕上げます。

「商売繁盛」「天下太平」など、なんなりと。

お店の名前を入れても喜ばれます。

金具のように見える部分も金属製の金具は一切使用せず、蒔絵で飾りを施しています。

大変立派な床飾りです。

贈り物にも喜ばれております。

変わったものが欲しいとお探しの方に、お勧めの軍配です。

【商品データ】 定価 1,260,000円    素材 天然木 布着本堅地輪島塗

壁面パネル(へきめんぱねる)龍蒔絵(りゅうまきえ)

壁面パネル 龍蒔絵を制作中です。

構図はだいたい決定し、細かな部分の調整に入りました。
図は、かの丸山応挙の雲龍図をモチーフにしています。

図では、色が余りありませんが、仕上がりは大変豪華な美しいものになります。
背景は、漆の黒を活かしながら龍の金が映えるように、雲などを銀にし、金を散らすようにする予定です。

龍の玉は、青貝をはり、龍のまなこには、白蝶貝を、ご依頼主様のご希望で貼ります。

蒔絵師は、高柳雄斎(たかやなぎゆうさい)に決まりました。
雄斎の細部に至るまで、緻密で繊細な蒔絵をご満足頂けると確信致しております。

ご依頼主様のご要望で、首の位置を再考することになりました。

迫力のある昇り龍の図が、益々のご発展を祈念されるご依頼主様のご要望にぴったりきたら、早速蒔絵に入ります。

姿見(すがたみ)花の丸蒔絵

姿見(すがたみ)花の丸蒔絵(はなのまるまきえ)高柳雄斎作

全身がうつるこの姿見は、花嫁さんの嫁入り道具の一つとして、ご婚礼を華やかに彩るお道具の一つです。

花の丸は、四季折々の美しい花を、円の中に描き込む、デザイン製のすぐれた図案です。
昔から、輪島塗だけでなく、着物や焼き物などに、好んで多用されてきました。

誰からも愛される、華やかで繊細な花の丸蒔絵は、日本の文様を代表する美しい図案です。

漆器はいいですね。環境にも人にも優しい、そしてあたたかい。
漆(うるし)をもっと身近に感じて欲しい。輪島漆器大雅堂(株)の願いです。

【商品データ】
定価 1,680,000円
寸法 W610 D390 H1550 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗

煮物椀(にものわん)梨子地 花の丸蒔絵(はなのまるまきえ)高柳雄斎作


花の丸は、四季折々の美しい花を、円の中に描き込む、デザイン製のすぐれた図案です。
昔から、輪島塗だけでなく、着物や焼き物などに、好んで多用されてきました。

誰からも愛される、華やかで繊細な花の丸蒔絵は、日本の文様を代表する美しい図案です。

この煮物椀・花の丸蒔絵は、花の丸を高蒔絵で描いています。
何度も何度も盛り上げ・描き上げた花の丸は、美しいだけでなく、重厚な高級感あふれる仕上がりになりました。

梨子地とは
粗い金粉を塗面に蒔いて漆を塗り込んで研ぎ、磨き上げる技法です。
金粉が、立ったり寝たりしているので、光の当たり具合によって、きらきらと美しく輝きます。
梨の実の細かい斑点の風合いが、名前の由来です。

この煮物椀・花の丸蒔絵は、どんなに書いてもどんな写真を見せても、美しさをお伝えできそうに有りません。

どうか、実際に貴方の目で見て、手で触れて、お確かめ頂きたい 逸品です。

この煮物椀・花の丸蒔絵は、実用性も充分ですが、その美しさは芸術品としての楽しみ方をも味わうことができるでしょう。

《煮物椀の形》
煮物椀は、煮物や雑煮用の吸物椀より大きめでたっぷりした椀です。
ひとくちに煮物椀といっても、吸物椀と同様に、15~6種類の形をご用意しております。

雑煮は、その地方独特の形があるようです。おもちの形もまちまちです。
具がたっぷりはいるお雑煮には、深くておおきな形を。
出汁を楽しむお雑煮には、手に持ちやすくすっとした形を。などなど、お宅で一番使いやすい煮物椀をお選び下さい。

まずは、形をえらんで、それから色や塗り方を選び、模様を選び、、、そうしてお宅にぴったりの、貴方だけの煮物椀ができあがります。

【商品データ】
定価 3,255,000円(5客1組)
寸法 直径135 H110 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗

重箱(じゅうばこ)梨子地 花の丸蒔絵

重箱(じゅうばこ)梨子地 花の丸蒔絵(はなのまるまきえ)三段高台付き 高柳雄斎作

花の丸は、四季折々の美しい花を、円の中に描き込む、デザイン製のすぐれた図案です。
昔から、輪島塗だけでなく、着物や焼き物などに、好んで多用されてきました。

誰からも愛される、華やかで繊細な花の丸蒔絵は、日本の文様を代表する美しい図案です。

この重箱・花の丸蒔絵は、花の丸を高蒔絵で描いています。
何度も何度も盛り上げ・描き上げた花の丸は、美しいだけでなく、重厚な高級感あふれる仕上がりになりました。

梨子地とは
粗い金粉を塗面に蒔いて漆を塗り込んで研ぎ、磨き上げる技法です。
金粉が、立ったり寝たりしているので、光の当たり具合によって、きらきらと美しく輝きます。
梨の実の細かい斑点の風合いが、名前の由来です。

この重箱・花の丸蒔絵は、どんなに書いてもどんな写真を見せても、美しさをお伝えできそうに有りません。
どうか、実際に貴方の目で見て、手で触れて、お確かめ頂きたい逸品です。
この重箱・花の丸蒔絵は、実用性も充分ですが、その美しさは芸術品としての楽しみ方をも味わうことができるでしょう。

おせち料理は、お正月三が日台所に立たないように、と作られた保存食とか。
現在のように年末年始も開いているお店もありませんでした。
では、どうして漆の重箱につめたのでしょうか?

先人はきっと、漆の抗菌効果に気づいていたのでしょう。
現在はその、漆の抗菌効果が、科学的に証明されようとしています。
先人は素晴らしい文化を残してくれたものです。

ある研究者によると、同じ物を同じように調理しても、良い器で食べれば美味しく感じるのはもちろんのこと、消化吸収ぐんとも良い。
良い器で食べている人の方が、より健康になる!ということです。
うれしいですね。

【商品データ】
定価 6,405,000円
寸法 重箱W215 D215 H215 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗

三宝(さんぽう)金縁家紋入り

三宝の使い方は、地方によって色々です。写真のように鏡餅に豪華な飾りをのせる他、串柿をかざる、鏡餅のみ、と郷土の特色が現れるものです。

大きさや色も様々で、黒真塗りや、朱塗りの所もあり、家紋を入れないところもあります。

最近では、あまりうるさくいわず、好みで選ばれることも多いです。

【商品データ】
定価 367,500円
寸法 W275 D275 H263 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗

屠蘇器(とそき)7つ組 地紙扇面蒔絵(じがみせんめんまきえ)高柳雄斎作

この屠蘇器(とそき)は、7つ組といい、銚子・盃・盃台・四段重・取皿・取り箸置き・屠蘇台の7点セットです。

お年始にいらしたお客様に、ご挨拶のあと屠蘇を一献、そしておせち料理をおすすめするために必要な物が一つになっています。

屠蘇(とそ)とは。

屠蘇は、もともとは薬だったそうです。山椒・大黄・白じゅつ・桔梗・細辛・乾姜・防風などを三角の紅の帛衣に入れて、酒やみりんに浸したもの。唐の時代に医師が流行風邪のための薬として作ったものがおいしくて評判になり定着した、と言われます。
屠蘇(とそ)とは、「邪気を屠絶し、人魂を蘇生させる」ということで、一年中の邪気を祓い延命長寿を願うために飲む酒であります。

美しい蒔絵が、いっそう晴れやかな迎春の時を演出します。

【商品データ】
定価 1,890,000円
寸法 W545 D363 H455 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗

五段重箱(ごだんじゅうばこ)高台平台付き 扇面蒔絵(せんめんまきえ)高柳雄斎作

この五段重は、蓋が似まい付いています。五段を一度に使わず分けて使うときに便利に出来ています。

重箱は、4段めを空にしておき、来客の時におせちをお客様用に取り分けて入れ、取り皿をつけておすすめるのが正式ともいわれるし、与の重(よのじゅう)には山の幸を入れて、4段で正式なおせち料理とする、ともいわれます。

【商品データ】
定価 3,255,000円
寸法 W273 D273 H455 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗