洗いものがイヤ、漆器は特にたいへん、と思っていませんか?
漆器を洗うコツは『手がいやがることをしない』ことです。

たわしでこすったり、漂白剤につけたりしたら手はガサガサになります。漆器も同じです。
☆5つのポイント

◎塗り物だけをまとめて洗う
◎ひたしておいて、ぬるま湯で
◎よごれおとしは、使い古しの布で
◎中性洗剤を薄めにつかう
◎洗いあげには熱めのお湯を
漆器が傷ついたり変色したりして、修理に出されたものを、輪島の言葉で『なおしもん』といいます。

本堅地の輪島の漆器は、下地付けがしっかりしており、中塗りが下地によくくっついている。
だから傷みの度合に応じて、工程をさかのぼって修理ができるのです。
【修理例 -1-】

左のお椀は、修理前のもので漆の塗膜がはがれている。
右手前のお椀は修理済みのもの。
修理後は新品とかわらない状態に。
【修理例 -2-】

大きく欠けたり、亀裂が大きく開いている場合は、
1.欠けた部分の木片をつくる
2.かけら、木片を刻苧漆で接着し、木地の形を形成する
3.修理部分に布着せする
4.錆漆で凹みや欠けを埋め、表面より少し高く盛り上げる
5.表面と同じ高さまで研ぎおとし、修理部分を中塗漆で塗る
6.全体を研磨したあと上塗する

 

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