漆器とは、木地などの器体に、うるしの木の樹液を塗り重ね、塗り固めた道具です。
英語では、陶磁器をチャイナ、漆器をジャパン。
漆器は日本のナショナルブランドといってよい製品です。
■輪島塗の特徴

(1)天然素材をもってよしとする

(2)地元特産の『地の粉』を使った、しっかり下地

(3)いじめられる端っこを丹念に布着せ、地縁引き

(4)堅牢第一の評判をとった本堅地

(5)塗り重ねて、ぶ厚いふくらみのある塗り

(6)競いあう加飾の技

(7)品のよい底艶
■輪島塗りの工程
☆見えない下地が大事
漆器の上縁や底の糸輪のように、傷つきやすいところは下地付けの工程ごとに、生漆を塗る輪島独自の『地縁引き』をしています。

☆本格工程、本堅地
布着せをして補強した上で、輪島で産する優れた下地材『地の粉』を用い、一辺地、二辺地、三辺地と下地付けを繰り返し、漆を塗り重ねる、本堅地と呼ぶ工程が、堅牢を第一とする輪島の漆器の信条です。

☆輪島ならではの加飾、沈金
蒔絵は、漆器の表面にのせる加飾。沈金は、漆の塗膜を彫り込んで金銀の箔や粉を埋める加飾です。沈金の深彫りは不可能。まだ硬くなりきらない漆の肌に、刃先で彫った繊細な線画で自在な加飾のできる沈金は、輪島ならではの技法です。

 

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