酒器(へんこ)草花蒔絵 1,100,000円(税込)

31セール特別価格 1,100,000円→31万円(税込)
この酒器は「かたよった壺」の意
扁壷(へんこ)は、「かたよったつぼ」、「へんぺいなつぼ」という意味です。
簡単に言うと、壷を両側からぎゅっと押さえてぺたんこにした形、です。
古来、大陸では好んで作られたデザインで、
このような形の陶器や磁器の名作も残されています。
輪島漆器大雅堂の開発したオリジナル酒器
酒器・扁壷(へんこ)は、大雅堂オリジナルの酒器で、もちろん実用品、中に液体を入れてお使い頂けます。
まずは壺の形からご説明いたします。
扁壷(へんこ)の特殊な形は、もちろん天然木でできています。
輪島では、製作の工程は分業制になっていて、それぞれの分野・手順の専門職人の手によって
工程ごとに仕上げられています。
輪島塗のもとになる「木地」の製作も、器物の形状・特色により、それぞれ
「椀木地」「朴木地」「曲物木地」「指物木地」と、専門職により製作されています。
この扁壺は、複雑な形のために、また、実用に耐える塗を施すために、形状にあった専門職により、部分的にばらばらに製作し、輪島塗の工程の中で漆で接着し形づくるという、凝ったつくりになっています。
金を贅沢に使用した蒔絵
描かれているのは、かれんな草花蒔絵。
豪華で迫力のある大輪の花でなく、優しくはかなげな、身近な草花を、細く繊細な筆で描いた草花蒔絵は、どこか懐かしい郷愁をさそう趣です。
盛り上げた立体感のある蒔絵。
もちろん水洗い、OKです
中に液体(お酒や水)を入れて使用する酒器ですから、一番こだわったのは、中の塗りです。
お酒が漏れたり、しみ出したりしては、役に立ちません。
蓋も、きゅっと締まるように作ってあります。
調節の具合が大変難しかった所でもあります。
輪島塗ですから、もちろん水洗いOKです。
酒器の草花蒔絵面以外は、梨子地仕上げです。
梨子地(なしじ)とは、
粗い金粉を塗面に蒔いて、上から漆を塗り込んで研ぎ、磨き上げる技法です。
良く見ると、金粉が、立ったり寝たりしているので、光の当たり具合によって、きらきらと美しく輝きます。
梨の実の細かい斑点の風合いが、名前の由来の技法です。
酒器(偏壺)草花蒔絵
31セール特別価格 1,100,000円→31万円(税込)
寸法:幅15 高さ22.5 奥行き6.8cm
発送まで約1週間です
ご注文を賜りましたら、約1週間で発送させて頂きます。
末永くご愛用頂けますように、誠心誠意ご用意させて頂きます。
お届けまで、しばらくお時間を頂戴いたします。宜しくお願い申し上げます。
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☆31セール該当商品は下の通りです!お見逃しなく!
①立雛 吉祥蒔絵 1,100,000円→31万円(税込)1点限り
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④草花蒔絵のカップと誰ヶ袖膳セット 1001,000円→31万円(税込)1組限り
⑤酒器・草花蒔絵 1,100,000円→31万円(税込)1点限り
☆小漆額はどれでも 1点31,000円(税込)
◎優雅な草花蒔絵 4種類各1点限り
◎愛らしい和わらべ蒔絵 4種類各2点限り
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 監査役
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役