座卓修理は表面だけですが、屏風や衝立は両面修理します

2023/08/24 (木)

輪島塗座卓の修理について

座卓の修理をご用命頂くと、金額は、基本料金226,600円税込~と、けっこうかかるなーーと思いますよね。

この修理代金には、座卓を送るための専用箱に、輸送中壊れないように梱包資材一式、送料を3回分の「安心・便利代」も含まれています。
もう何十年も、この専用箱や梱包資材で座卓を送っていますが、中身の座卓が怪我を負うような、大きな事故はいっさいありません。
どうぞ、安心してご用命ください。

大型の輪島塗家具に、屏風や衝立があります。

簡単に言うと、座卓は板に足が4本ついた形、衝立は板に足が二本ついた形、屏風は板を二枚つなげた形です。

似ているようですが、それぞれ、修理の内容が違います。

座卓は、通常は天板のみの修理が多いです(天板の裏面や足は、あまり目立たない場合は修理しない場合があり、先の基本料金は、裏面や足の修理を含んでいません)

屏風の修理の場合は、板が二枚なので、大きい屏風の場合は、座卓の2倍の作業量になります。そうすると修理代金も2倍になります。
また、屏風は、表面の漆が劣化している場合は、裏面も劣化しています。
(劣化した漆は、茶色い色が、手や布について汚れたり、どんどん劣化が進んだりします)
ですので、裏面の修理も必要になります、とすると4倍近くの作業量になりますので、修理代金もそうなります。
(裏面は、表とは違う修理内容になることもありますので、4倍近く、になります)

衝立の場合は、板が1枚ですが、こちらも裏面に模様があったり、無地でも同じように劣化している場合が多いので、修理代金は座卓の2倍近くなります(衝立の大きさによります)
足は、座卓と同じで修理する場合としない場合があります。

修理の後は、また気持ちよく末永くご愛用頂けるようになります。

座卓や屏風・衝立などの輪島塗家具の修理をご用命いただいて、修理後にお送りすると、お客様は皆様、大変きれいになったとお喜びくださるので、私も大変うれしいです!
良い仕事をさせていただいて、良かったなーと、いつも思っています。
お家に伝わる銘品や、当時お求めになられた先代・先々代の、「後世に伝えたい」というお気持ちを、修理して使い続けることで末永く大切になさってください。

詳しくはどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。