この茶托は、大変華やかな印象で、ちょうど茶碗に隠れる部分に蒔絵を施しています。

お茶を飲むときに茶碗を持ち上げると、色鮮やかな優雅な蒔絵が見えるという、趣向です。話の花が咲きそうですね。

四季草花の蒔絵の技法は、色研ぎ出し蒔絵。

金だけでなく、色鮮やかな色漆を用いた蒔絵の技法です。

(蒔絵「まきえ」とは、漆で描いて金を蒔きつける技法です)

 

色研ぎ出し蒔絵

まず、模様を漆で描いて粗い金粉を蒔き、金粉の固着の為に(通常は半透明の漆を塗りますが代わりに)色漆を塗ります。

硬化した後、先に蒔いた金を研ぎ出します。
金の上部を半分ほど研ぎ出すと、色漆の間から金が見えるようになります。

研ぎ出し蒔絵は、見る角度によって、色漆が多く見えたり、金が多く見えたりして、大変表情が豊かな蒔絵です。高度な技術が生み出す、贅沢な楽しみですね。

輪島塗の茶托の取扱いは簡単です。

茶托を洗う時は、普段お使いの台所用洗剤を使用し、柔らかいスポンジで洗ってください。

つけ置きも大丈夫。この時は、陶磁器やガラス製品に当たると傷がつくことがありますので、別に入れてつけ置きしてください。

水洗いでも、お湯で洗っても大丈夫です。(お湯と言っても熱湯は禁物です。)

洗い終わったら、柔らかい布で拭いて下さい。

食器洗い機や、食器乾燥機、電子レンジは使用不可です。

輪島塗は天然木天然漆製ですので、高温乾燥に弱く、大切な輪島塗がダメになってしまいます。(この場合は木地自体がダメになりますので、修理が出来ないことが多いです)

何かと忙しい世の中、めんどくさいと思いますが、手で洗って拭いていただく、この間にも漆の肌触りや艶の美しさ、蒔絵の優美さをお楽しみ頂ければ、と思います。

お客様にお茶をお出しするときは、茶托を使用します。

茶托は、お客様への心遣いであるとともに、茶碗が直接座卓(テーブル)に触れて傷つくことを防ぐ役目もあります。

お菓子と共にお茶を出すときのお茶の出し方は、お客様の右手側にお茶を、左手側にお菓子をお出しします。

お茶は、お盆に乗せていきますが、お盆に乗せる時は、茶碗と茶托は別に載せていき(持って歩くときに、お茶がこぼれて茶托を濡らすことを避けるため)、

お客様にお出しするときに、茶碗と茶托の模様の正面を合わせて茶托に乗せ、お出ししましょう。

輪島塗の茶托は、軽くてかさばりません。

重ねて収納すれば、食器棚も華やぎます。

収納の際には、陶磁器やガラスのものと重ねないでくださいね。

茶托の裏は、黒塗です。

朱と黒塗の茶托に描かれた四季折々の美しい草花が、お茶の時間に彩りを添えます。

輪島塗の茶托 四季草花蒔絵

輪島塗の茶托 四季草花蒔絵

輪島塗 茶托(5客1組) 四季草花蒔絵 237,600円(税込)

寸法:直径12.2 高さ2cm

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