石目(いしめ)とは、輪島塗の技法の一つで、感じとしては庭園の「石畳のよう」な、仕上がりのことです。
漆の塗り面に、乾漆粉(漆を乾かして粉にしたもの)を蒔くと、表面張力が働き、所々に粉が集まります。
その小さな、偶然に生み出される集まりを活かして漆を重ね、固着させ、研ぎだす技法です。

この金属のような質感は、石目の技法に「錫(すず)」を用いて仕上げたからです。

黒と銀色の対比が、大変モダンな雰囲気です。

錫は、輪島塗には昔から使われていたもので、表面の銀色に見える部分が錫です。

錫は、加工がしやすく、銀より錆びにくい特性があります。

錫石目の取り皿は、傷がつきにくく、使いやすい輪島塗です。

取り皿の形は、四隅を上に持ち上げたような形。

これは、厚みのある木地材料から削り出した、職人技を感じられる手間のかかる贅沢な形です。

輪島塗の取皿(銘々皿)の取扱いは簡単です。

取皿(銘々皿)を洗う時は、普段お使いの台所用洗剤を使用し、柔らかいスポンジで洗ってください。

つけ置きも大丈夫。この時は、取皿(銘々皿)が陶磁器やガラス製品に当たると傷がつくことがありますので、別に入れてつけ置きしてください。

水洗いでも、お湯で洗っても大丈夫です。(お湯と言っても熱湯は禁物です。)

洗い終わったら、柔らかい布で拭いて下さい。

食器洗い機や、食器乾燥機、電子レンジは使用不可です。

輪島塗は天然木天然漆製ですので、高温乾燥に弱く、大切な輪島塗がダメになってしまいます。(この場合は木地自体がダメになりますので、修理が出来ないことが多いです)

何かと忙しい世の中、めんどくさいと思いますが、手で洗って拭いていただく、この間にも漆の肌触りや艶の美しさ、蒔絵の優美さをお楽しみ頂ければ、と思います。

お客様にお茶菓子を出すときには、少し改まった印象で。

お正月やパーティーの時のお料理を取分ける時は、華やかな印象で。
洋食や、中華料理、ケーキやパイなど、何にでもお使いください。

輪島塗は、油分がダメ、酢がダメなど、特別に苦手なものもありません。
(手で触れない程、口がやけどしそうなほどの超高温には使用不可です。天然素材なので負けてしまいます)

 

どんな場面でも重宝する輪島塗の取り皿は、重ねて収納すれば場所は取らず、取り扱いも特別な配慮は不要で、意外と使いやすいものなのです。

修理しながら末永くご愛用頂ける輪島塗の取り皿は、決まった使い方はありません。

お好きな時にお好きなように、お使い下さい。

取皿(銘々皿)は、工夫次第で、重宝にお使い回し下さいね。

輪島塗の取り皿 金属のような不思議な質感

輪島塗の取り皿 金属のような不思議な質感

 

輪島塗 取り皿(5客1組)糸巻型 錫石目 194,400円(税込)

寸法:W12 D12 H2.5 cm

 

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