丸い取り皿は、丸く収めるに通じる縁起の良い形。

どんな場面にも似合う、使いやすい形でもあります。

裏面を朱塗にし、表面は金が映えるように黒塗りにした取り皿に、五節句の蒔絵を施しました。

五節句とは、人日・上巳・端午・七夕・重陽の、数字の重なる5つの節句の事です。

人日(じんじつ)は、1月7日。

七草粥を食べて、1年の豊作と無病息災を願う、お正月の様子を、長寿の象徴・松と、羽子板蒔絵で表現しました。

上巳(じょうし)は、3月3日。

上巳の節句に女児のある家で雛人形を飾り、桃の花・菱餅などを供えて祝う行事。

人の体の穢れ(けがれ)や災いを人型に移し、革や海に流して祓おうとする風習から来ています。女子の健やかな成長と幸せを願う節句でもあります。

端午は、5月5日。

端午の節句は、強い香りで役を払うと言われる菖蒲の節句ともいわれます。

菖蒲湯に入ったり、菖蒲を飾って、無病息災を願います。

菖蒲(しょうぶ)は、勝負(しょうぶ)・尚武(しょうぶ)につながり、

男子の誕生や健やかな成長を願う、また、立身出世を願う節句でもあります。

七夕(しちせき)は、7月7日の夕方をさします。

たなばた、とも読んで、笹に願いを込めた短冊をつけた七夕飾りが、夏の夜風にそよぐ様が、涼やかです。

七夕は、天の川をはさんで、織姫と彦星の出会いを想像し夜空をあおぎ、星を眺めますが、織姫にあやかって、芸事や技術が向上しますように、裁縫や習字が上達しますように、と願う日でもあると言われます。

重陽は9月9日。

菊に長寿を願う重陽は、一番大きな陽(奇数)が重なる日。
あらゆる花の中で最も精気のあるものとして、延年長寿の薬とされた「菊」。

重陽の節句に、菊の花を浸した酒を飲むと、長生きができるといわれ、前の晩に菊にかぶせて、露で湿らせた綿で体をふくと長寿を保ち、顔をふくと美人になる、といわれます。

また、菊慈童の話は、菊の下露がおちて谷川になっているところで水を汲んで飲むと、甘露のように甘く、心がさわやかになりやがて、不老不死の仙人になった、ともいわれます。

お客様にお茶菓子を出すときには、少し改まった印象で。

お正月やパーティーの時のお料理を取分ける時は、華やかな印象で。
洋食や、中華料理、ケーキやパイなど、何にでもお使いください。

輪島塗は、油分がダメ、酢がダメなど、特別に苦手なものもありません。
(手で触れない程、口がやけどしそうなほどの超高温には使用不可です。天然素材なので負けてしまいます)

どんな場面でも重宝する輪島塗の取り皿は、重ねて収納すれば場所は取らず、取り扱いも特別な配慮は不要で、意外と使いやすいものなのです。

修理しながら末永くご愛用頂ける輪島塗の取り皿は、決まった使い方はありません。

お好きな時にお好きなように、お使い下さい。

取皿(銘々皿)は、工夫次第で、重宝にお使い回し下さいね。

「輪島塗は、傷がつくのが怖くて使えない!」こんな心配の声を良く聞きます。

長く使い続ける間には、確かに傷がついてしまうことはあります。

これは、輪島塗の取り皿だからではなく、他の取り皿でも同じです。

輪島塗は、製造に時間と手間がかかるためにどうしても高価ですから、使う時にはこわれないか、ダメにならないか、などと、心配になられるのだと思います。

大丈夫なんです、存分にお使いください。

堅牢な輪島塗でも、傷はつきます。新品のまま、末永く使い続けられるわけではありません。

輪島塗は修理やメンテナンスをしながら末永くご愛用頂く漆器なのです。

輪島塗の取皿(銘々皿)の取扱いは簡単です。

取皿(銘々皿)を洗う時は、普段お使いの台所用洗剤を使用し、柔らかいスポンジで洗ってください。

つけ置きも大丈夫。この時は、取皿(銘々皿)が陶磁器やガラス製品に当たると傷がつくことがありますので、別に入れてつけ置きしてください。

水洗いでも、お湯で洗っても大丈夫です。(お湯と言っても熱湯は禁物です。)

洗い終わったら、柔らかい布で拭いて下さい。

 

食器洗い機や、食器乾燥機、電子レンジは使用不可です。

輪島塗は天然木天然漆製ですので、高温乾燥に弱く、大切な輪島塗がダメになってしまいます。(この場合は木地自体がダメになりますので、修理が出来ないことが多いです)

何かと忙しい世の中、めんどくさいと思いますが、手で洗って拭いていただく、この間にも漆の肌触りや艶の美しさ、蒔絵の優美さをお楽しみ頂ければ、と思います。

 

輪島塗の取り皿 五節句蒔絵

輪島塗の取り皿 五節句蒔絵

輪島塗 取り皿(5客1組)5.0丸型 五節句蒔絵 194,400円(税込)

寸法:直径15.2 高さ1.8cm

 

↓下のオンラインショップに、専用買い物かごをご用意しています。

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◎輪島塗のお手入れに最適。漆器みがき専用布、あります。

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